「フェアトレード」、直訳すれば「公平な貿易」。現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」として始まった運動がフェアトレードです。 (フェアトレード・ラベル・ジャパンより)
今週から2週間、フェアトレードキャンペーンがイギリスでは行われている。
今日は、昼休みにフェアトレード商品フェアが、また夕方からはフェアトレードに関する映画上映会が行われた。
映画の名前は
「Black Gold」
~ 3ドルのコーヒーのうち、農家の収益は3セント ~
NYにあるコーヒー市場を通して落札されていくコーヒー、それを消費する先進国
対して、エチオピアの農家は、コーヒーの値段が下がりすぎて、貧困にあえぎ、希望の星の学校さえ、黒板も古び修理する資金がない。低栄養な子供たちが病院に運ばれるが、そこも飽和状態。
公平な貿易が行われていないから。わずかばかりの金額しか農家に払おうとしない仲介業者たち。多国籍企業。
WTO(世界貿易機構)のメキシコ会議では、欧米諸国の話合いが、アフリカ諸国を含まない形で行われて、怒りを覚えながら出された案に反対!と叫ぶ途上国からの代表者たち。
見終わった後、イギリスの各スーパーでフェアトレード商品とそうでない商品について、バナナ、コーヒー、チョコレート、お茶の値段の比較についてのデータも渡された。
なんと、フェアトレードの商品の方が安いことも。
ということは、どれだけの仲介業者(先進国)が利益を得ているのだろう。
監督たちのインタビュー
http://www.youtube.com/blackgoldmoviedotcom#p/u/1/ebw72lWP_6I
他のビデオはこちら
http://www.fairtrade.org.uk/resources/films/default.aspx
何からできるのか考えてみたら、
Take Action と書いてあった。
1.世界に広めること
2.コーヒーの飲むときにその会社がフェアトレードをしているか確認する
3.貿易の規制を変える(アメリカ、イギリスの人はここに。。。と具体的)
4.キャンペーンに参加する(Oxfam、世界銀行など様々な機関がキャンペーンをしている)
残念ながら日本での上映会は、今のところリストにのっていなかったが、すでに世界6カ国語に訳されていて、台湾・中国ではアジアでも上映されているようだ。
この映画は、それほど有名になっていなくても、日本でもgoogleしてみると、様々な団体がフェアトレードに参加している。
学生時代に、フェアトレードフェアを学校祭で部活の出し物の一環でしたことがあったけど、後輩がほとんど仕切ってくれた。私は仕入れ先からの搬入のお手伝いをした程度。
あれから10年近くなるが、反省しつつ本日のブログに今日の感想を載せます。