2009年11月29日日曜日

栄養状態評価方法

今日学んだ栄養状態の定義の違いについて

<< 子供 >>



1.
Wasting/ too thin   → Weight for Height   (身長に対して低体重)
急性の栄養状態(食料不足、熱、下痢、吸収不良など)を表すといわれている。年齢が必要でないので、年齢を登録しないところにいっても使える。

2.
Stunting / too short → Height for Age   (年齢に対して低身長)
慢性の栄養失調を表すといわれている。1.ほど原因がはっきりとしない。

(Zn,Ca、感染症)などの原因が示唆されているが、まだ解明されていない。

3.Underweight → 
Weight for age 
これは、成長モニタリングでは未だ使われているが、1,2ほど栄養状態を上手く表すことができない



では、どのデータをもとに成長を判断するのか。。。。
約3年前まではWHOはNational Center for Health Statistics(NCHS)- USAの成長データをつかっていたが、1960年ー1975年にかけての古いデータであり、肥満児を多く含んでいたこと、多くが母乳ではなくミルクで育っていたこと、白人の中流階級のデータであったことなどからSampleが世界の子供を代表するものではなかった。


→WHOはMulti-Centre Growth Reference Study(MGRS)を発表した。
サンプル 8500人(ブラジル、ガーナ、インド、ノルウェー、オマーン、USA)
Inclusion Criteriaで気になる点は、基本的に健康、環境、経済的に問題がない子供たちっとしていることで、上記ほどではないものの、お金持ちの割合が高いので大きめの子供が多いかもしれないこと。それでも多国のデータを基にしていることでこちらのほうがバラツキも少なく信頼度が高いと考えられる。


それでは、これによってどのようなデータが修正されたかというと、、、、
以前よりも体重平均の中央値が軽く修正された


**** 低栄養の分類 *****
Gomez classification  Weight for age, Harvard Reference
Wellcome classification Weight for age, 浮腫(MarasmusとKwashiokor)
Waterlow classification Height for age, Weight for height
WHO 推奨
  <-2zスコア Height for age = Stunted
  <-2zスコア Weight for height = Wasted
  <-2zスコア Weight for age = Underweight
-3Zスコアで’Severe'という


ちなみに、自分の持っているデータを入れると成長を評価してくれるfree programがWHOから出ている





0 件のコメント:

コメントを投稿