2009年11月30日月曜日

LSHTMオリジナルカード

Christmasが近づいてきた。
まずは、プレゼントよりも前にしなければ行けないこと☆


それは、の手配だ。
つい先日婚約したからそのご報告もかねて日本のお世話になった方にはカードをお送りしたいと思っていたのに、、、なんと国際郵便は12月4日までだって郵便局からのお知らせが入っていた!!


そんなわけで、大あわてで今週はクリスマスカード書きに追われている。
郵便局に行き、スタンプを買って、カードを近くのMarks&Spencerに買いに行って。。。。


実家には、大学のオリジナルのクリスマスカードにしてみた。大学の写真がついているから。


今年、改築が終わった大学は1800年代からの趣を残しながらも、ハイテクな部分も備えた建物になっている。
普段、お昼休みにラウンジとして使っているところは、吹き抜けになっていて、一昨年くらいまでは自転車置き場だった中庭だったとのこと。中庭の真ん中にコレラに貢献したJon Snowの名前をとってJohn Snow Theaterという大学院で一番大きな講堂をまーるく建てて、外側の古い建物とつなげたのが吹き抜け部分というわけ。奥の方には、大学の名前通りTropicalな感じの椰子の木まであってなんだかリラックス気分も味わえる。外の古い建物を見ているとこんな新しい建物もあるのなんて想像がつかない。
ヨーロッパのこういう古いものを残しつつの改築って素晴らしいと思う。



Morocco


イギリスの大学にはReading weekという名前の付いた1週間のお休みが、学期の真ん中にある。
9月28日から始まった私の大学院は、11月に入ってすぐに1週間のお休みがあった。
昨年度の学生だった方から、宿題のやり残しなど確かに読書はするけれど、旅行に行く人も多いよ。っと大変貴重な情報を教えて頂いていた。
もちろん、旅行に行く気満々。
そんなわけで、往復15000円くらいの超激安チケットを見つけて、彼とモロッコに行ってきた。


Agadirという、ヨーロッパ人のリゾートの小さな街に滞在して、そこからマラケッシュに日帰り旅行、サハラ砂漠への4WDでの日帰り旅行、ラクダ乗り、砂漠でのバギー運転など大満喫!


道中はアトラス山脈を横目に見ながら、まるでここはアメリカのネバダ?ないしは、チベット?と思えるような広大な乾いた土地のパノラマが広がっていた。


日本人はマラケッシュでは何人か見かけたものの、他では会うことなく、いかに日本から離れているのかと感じた。むしろ、フランス語文化圏で、大学時代にもっとフランス語を勉強しておけばよかったと後悔。


モロッコの人はいかにも商人な感じの人から、ホテルの従業人の人たちのように丁寧で礼儀正しいシャイな感じの人まで、みんな笑顔が素晴らしい。
なんとなく、全く文化・場所は違うのにタイを思い出した。


さて、恒例の異国での私のお買い物はというと、、、、
カフタン 各種色揃えました。一着1000円くらい。
サルエルパンツ アリババみたいなこのパンツ、最近世界的に流行中。彼のママの分と彼と私でお揃いで購入。3人でアリババ☆ 一着2000円くらい
ミントティー これ、お砂糖をいれて飲むことが多いみたいだけど、私には歯磨き粉の味としか思えない。。。。砂糖抜きで私は飲もうっと。500円
バブーシュ 最近日本でも人気が出てきた、先が尖っていて、靴にもスリッパにもなる踵の部分が倒れる機能のついた靴。私は黒、彼はなぜか黄色を購入。私のはサービスでタダ。彼のは3000円くらい。
スカーフ 買おうか迷ってい、た茶色のベイズリー柄にビーズの装飾のスカーフ。買おうか買わないか大騒ぎしていたら、彼がこっそり買っていて、、、次の日のサプライズプレゼントで頂きました。ありがとう。
・美容品( ガスール・ローズウォーター・アルガンオイル) アルガンオイルは、砂漠に唯一生えていられるアルガンツリーの実からとれたもの。あんな砂漠に生えている木からでた油なら、とってもお肌や髪にいい気がする。 いずれも500円程度。


いずれも、交渉に交渉を重ねての踏ん張る突如として関西人な我々。
しまいには、2人の役の分担もしっかりできるようになった俳優です。
とってもお安くしていただきました。




Columbian Corn Cake



今日は、アパートの不動産屋さんのJoseがパートナーのDavidと一緒に住んでいるお家にお呼ばれしたので行ってきた。

Joseはコロンビア出身で、元々は生物学を専攻していたという不動産屋さん。



教会に行ったあとにちょっと立ち寄る程度で、ゆっくりできなかったのが残念だけれど、さすが不動産屋さんカップルのお家だけあって、3階建てのインテリアも素敵なお家に住んでいた。


時間があまりなかったので、Corn CakeをJoseが包んでくれた。
アメリカでよく食べられているCornbreadよりも、甘みが強く本当にケーキという感じ。
しかもコーンそのものが大量に入っている。おいしい~。


なんだろう、このコーンに対する並々ならぬ感情。。。と考えていたら、自分が北海道出身だからと気がついた。思えば、南米の人と同じように何にでもコーン☆な考えは、北海道がはぐくんだものなのだ。
ラーメンにコーン、チャーハンにコーン、もちろんコーンスープ大好き、札幌の大通り公園の焼きトウキビ(北海道ではとうもろこし=とうきび),,,etc


コロンビア料理って、こんなところで私の故郷とつながっているのね。


ちなみに、なんと自分の行っている大学院の一番大きなコース Public Health のCourse Directorがゲストの一人でいてびっくり。大変こちらは恐縮してしまったけれど、せめてもの救いは私と違うコースだったこと。それにしても、成績などがでていない時期でよかった。


他のゲストのChina townの家庭医の中国人家族は、週に4回 日本料理を食べに行くと言っていた。


世界は大きいけど、時に小さい気がする。

2009年11月29日日曜日

Brussels sprouts(芽キャベツ)


イギリスにきてから好きになったものの一つにBrussels sprouts(芽キャベツ)がある

日本でそれほどスーパーにたくさん売っていることはないのだけれど、イギリスのスーパーにはたいてい売っている。
今週もWaitrose(大手スーパーのひとつ)でBrussels sproutsを買って、スープを作ってみた。
これ、ホントにスープにとっても合う。
コトコトとワイン、トマト缶詰、ベーコン、にんじん、タマネギとか何かしら冷蔵庫に入っているものと一緒にスープで煮て食べてみると最高!!!
なんともいえない甘みとホクホクした歯ごたえ。
うーん。美味しい☆




栄養状態評価方法

今日学んだ栄養状態の定義の違いについて

<< 子供 >>



1.
Wasting/ too thin   → Weight for Height   (身長に対して低体重)
急性の栄養状態(食料不足、熱、下痢、吸収不良など)を表すといわれている。年齢が必要でないので、年齢を登録しないところにいっても使える。

2.
Stunting / too short → Height for Age   (年齢に対して低身長)
慢性の栄養失調を表すといわれている。1.ほど原因がはっきりとしない。

(Zn,Ca、感染症)などの原因が示唆されているが、まだ解明されていない。

3.Underweight → 
Weight for age 
これは、成長モニタリングでは未だ使われているが、1,2ほど栄養状態を上手く表すことができない



では、どのデータをもとに成長を判断するのか。。。。
約3年前まではWHOはNational Center for Health Statistics(NCHS)- USAの成長データをつかっていたが、1960年ー1975年にかけての古いデータであり、肥満児を多く含んでいたこと、多くが母乳ではなくミルクで育っていたこと、白人の中流階級のデータであったことなどからSampleが世界の子供を代表するものではなかった。


→WHOはMulti-Centre Growth Reference Study(MGRS)を発表した。
サンプル 8500人(ブラジル、ガーナ、インド、ノルウェー、オマーン、USA)
Inclusion Criteriaで気になる点は、基本的に健康、環境、経済的に問題がない子供たちっとしていることで、上記ほどではないものの、お金持ちの割合が高いので大きめの子供が多いかもしれないこと。それでも多国のデータを基にしていることでこちらのほうがバラツキも少なく信頼度が高いと考えられる。


それでは、これによってどのようなデータが修正されたかというと、、、、
以前よりも体重平均の中央値が軽く修正された


**** 低栄養の分類 *****
Gomez classification  Weight for age, Harvard Reference
Wellcome classification Weight for age, 浮腫(MarasmusとKwashiokor)
Waterlow classification Height for age, Weight for height
WHO 推奨
  <-2zスコア Height for age = Stunted
  <-2zスコア Weight for height = Wasted
  <-2zスコア Weight for age = Underweight
-3Zスコアで’Severe'という


ちなみに、自分の持っているデータを入れると成長を評価してくれるfree programがWHOから出ている





2009年11月25日水曜日

VISA

日本からこちらに来るとき一番の難関だったのはVISA。
今年からできた新しいガイドラインの中のTIER4で申請をすることになった。


申請してからは2週間くらいでVISAはできたが、VISA申請用の書類を揃えるのに思ったよりも時間がかかった。


まずは、最低限の留学のための財産証明。
新生銀行に一ヶ月以上の間、所定の一定額が入っていることを英語で証明書を書いてもらうために英語でmonthly reportをつくってもらえるように手配。
(ガイドラインに”出入金全てが英語で表記してある、ないしは日本の通帳の英訳を業者にしてもらう”と書いてあるので、もちろんタダで英語のレポートを作ってくれる新生銀行にお願いした。)


ここで、問題はそれにスタンプ(印鑑)が押されていないこと!これじゃ、ただの出入金記録だわ。


交渉したが、残高証明にのみスタンプが押せると言うことで、前の付きの最終日と新しい月の最終日の残高証明をもらった。これで、やっと出入金証明になった。


そして、今度は奨学金の証明
奨学金を送ってくれる財団から頂いた証明書だとこれまたスタンプが押されていない!
財団に連絡すると、いままで最後に代表のサインがあれば特に問題がなかったとのこと。
財団のスタンプの有無を問われたことはなかったのこと。
イギリスの入国は本当に細かいことに厳しい。


そーして、大学からの入学許可の証明
もちろん制度が変わってすぐだから、大学院側も何がなんだかわからないとのことで、書類に不備を発見。海外とのやりとりだからなのか、それともLSHTMの入学係が微妙なのか。。。。。は不明だけれども、予想以上に、ミスがないものを手に入れるまで時間がかかった。
一回目は、私と名字の響きが似ている全然違うインド人(しかもコースも違う)の入学許可が送られてきた。2回目は住所が間違っている。


ビザを取らないと!と焦り始めてから結局ビザの申請をするまで二ヶ月くらい時間のロス。


ビザの申請日も予約制なのでキャンセルすること2回、3回目でやっとビザ申請オフィスまでたどり着けた。




そーして、手に入れた時にはもう8月の終わり。。。。。出発はビザを手に入れてほぼ2日後。。。
そんなわけで、次に私の部屋に住むことになった兄には多大な迷惑をかけることになってしまったのだった。









2009年11月24日火曜日

TERM1の選択

TERM1は、基本を身につけるための期間とされているせいか選択はそれほど多くない。

木曜日がオフになるのを、もし取りたかったらもう一つ取っていいと言われたが、まだ右も左も分からないから様子をみてみることにしてた。

月曜日 午前 Fundamental Public Health Nutrition
       午後  Fundamental Public Health Nutrition
火曜日  午前 Basic Epidemiology
       午後  Statistic for Epidemiology and Polpulation Health
水曜日  午前  Fundamental Public Health Nutrition
        午後 オフ
木曜日  オフ
金曜日  午前 Statistic for Epidemiology and Polpulation Health
            午後 オフ

クラスは17人、他のコースと比べてとっても小さい。Public Healthは200人くらい、Epidemiolgyは50人くらいと聞いている。
しかも17人中3人はパートタイムにしているので、2年かけて卒業する予定とか。
月曜日・水曜日がクラスだけで授業、あとは他のコースの人と一緒に授業を受ける。

海外から着いたばかりは、私とポルトガル人のみ。マレーシア人の子は、公用語で英語を使っていたしハーバード出でコンサルティングの会社に勤めていた才女。ドイツ人・リトアニア人の子はアイルランドの大学に行っていたというから英語問題なし。あとは、国籍はアイルランド・ウズベキスタン・ルクセンブルグとかでも幼い頃からイギリス育ちが多い。

今年はビザの問題で、国際パラエティーが少ないと学校側も行っていた。データ的にはアメリカ人が不況のせいで逆に多いから、海外の学生の割合は変わらないとのことだが。。。


ちなみに年齢構成は、他のコースに比べて若め。
医師は私だけ。あとは、NGO経験者で人類学・地理学などを大学は専攻の人、栄養士出身者が半数くらい、生化学、生物出身者と学校の先生出身者。出身大学で多いのは、専攻は色々だけどケンブリッジ。
30過ぎの私が一番年上で30代は2人、大半は25前後で、下は21歳(イギリスの大学は3年で終わることもできる)

ちなみに、ポルトガル人の子は、栄養士の資格を取ってきているのと、教科書は英語だったってことで、私が一番まずいということに気がついた!!!

でも、人と比べてもしょうがない。自分なりの学習をマイペースでしよう☆

友人のいるPublic Healthでは、医学部進学を目指しているアメリカ人が何人かいて、その人たちだけは競争的な感じらしい。逆にかなりのんびりしているのが、Public Health Nutrition。17人中男性が2人だけなこともあって、私の人生初の女子校な雰囲気。

2009年11月20日金曜日

LSHTMのコース

さて、クリスマスも目前となってきた休日の今日、私のコース Public Health Nutritionについてまとめてみることにした。

LSHTM のコースは3学期に大きくいうと分かれている。

インターナショナルな学生の集まり 9/25からあって、イギリス生活についてのオリエンテーションを受ける。

TERM 1 9/28-12/18  reading week(11/9-11/13)
TERM 2 1/11-3/26   reading week(2/15-2/19) 
TERM 3 4/19-5/21  
Revision(見直し)
Examination(テスト)   6/14-6/16
Summer Project(修士論文)9/2提出
最終日 9/17

つまり、このスケジュールからわかるように、夏休みがない!!!

2009年11月19日木曜日

サウスバンク

10月のある晴れた日、サウスバンクにあるテート・モダンTate Modernに行く途中の風景。
寄り道をしすぎて(古本市で1時間、スケボー少年たちを横目にぶらぶら)、お目当てのミロとウォーホールを見たら、さくっと終わってしまった美術館。
ロンドンの街がどんどん、近代化していっている様が写真におさめられたから、まあいいかな。
セントポール寺院の横を追うと、建設用の巨大クレーンが沢山みえる。









World Diabetes day




世界糖尿病デー☆ ‘Unite for Diabetes’をスローガンに2006年に国連で可決された。
下のがマーク。

日本でも少しずつピンクリボン(乳癌)やレッドリボン(AIDS)のように、広まってきている。
今年は日本で88カ所でシンボルマークの「ブルーサークル」がお目見えした。

上の画像は、職場仲間が、素敵な東京タワーの写真を送ってくれたもの。

この糖尿病デー広がるまでにどのくらい時間がかかるかな。

10秒に1人が糖尿病関連の死とは。。。。

目には見えない、怖ろしい病気。

世界糖尿病デーロゴマーク

ちなみに、ふと思ったけど公衆衛生とか予防医学のマークってないな。

2009年11月16日月曜日

LSHTMとは

イギリス ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院とは、、、(インターネットより抜粋 )

1899年に創立されたロンドン中心部に位置する London School of Hygiene & Tropical Medicine(ロンドン大学に属している)は、公衆衛生分野で世界をリードする研究主体の公衆衛生大学院のひとつです。

2008年のRAE調査に基づくタイムズ紙の評価では、優れた高等研究機関のトップ3に位置づけられた他、2003年のQAAによる監査では、本学は最も高いスコアを与えられました。2009年に通信教育では、ゲイツ・アワード世界保健部門を受賞しています。この賞はビル&メリンダ・ゲイツ基金により始められ、世界保健の特に貧しい地域における多大な貢献に対して贈られています。本学はこの賞を教育機関として、また英国の機関として初めて受賞しました。

約120カ国、800人以上の学生が毎年研究、学位習得のために訪れている本学は、100カ国以上の研究・調査機関と共同にプロジェクトを進めており、主にアフリカとアジアでの教育及び研究の発展をサポートする立場としての側面も持ち合わせています。また、167カ国にいる本学の同窓生の多くは、各国で保健大臣や大学、病院、国際機関などの重要な役職に就いています。

その他、幅広いモジュールで構成された通信教育(Distance Learning)もあり、修士の学位が取得可能です。数週間から数ヶ月間のディプロマコースも充実しており、Tropical Medicine & Hygieneを含む多彩なコースを受講することが出来ます。

創設時から使用されている歴史ある校舎と2009年にケッペル・ストリートに完成した新校舎のあるブルームス・ベリー地区は、ロンドン大学の他のキャンパス、大英博物館、オックスフォード・サーカスやコベントガーデンといったロンドンの中心地に位置する上に、緑に囲まれた落ち着いた場所でもあります。