2010年1月29日金曜日

イギリス・ロンドンでのお買い物

イギリスに来てから好きになったブランド達。
(グローブトロッター、バーバリー、マッキントッシュなどの購入歴のあるものを抜いて、今回はイギリスに来てから初めて購入したものシリーズ。)

ジョン・スメドレー John Smedley
こちら、日本でも確かIENA、Tomorrowland、Estnationにもセレクトされて入荷されている。
Made in Englandの着心地のいい上質ニットブランドで、日本でも有名だけど、高いのよね。。。。一着3万円くらいしたりして。ホント。好きも嫌いもね、、、買えないので、言える立場にありませんでした。
イギリスでも高いけれど、日本ほどではないし、セールになると本当に安い。1万円弱になっていたりするの☆本当に着てみて感心する最高の質感です。


セルティック・シープスキンCeltic Sheepskin
日本で今オーストラリアの会社だとEmuやUGGみたいだけど、最近は中国製がほとんどとか?
こちらは、Made in Englandのムートンのメーカー。
雨が多いお国柄か防水型のブーツがあったので、購入。ムートンの弱点をこれで解決!!
実家の北海道に帰ったときにも重宝しそう。
私の足は23-23.5なのでこちらのサイズ4でちょうどいい。
日本からの直輸入が流行っているのでしょうか、日本円の価格までオンラインショップでは出てきます。

コス COS Collection of Style
ふらっと、入ったら。コムデギャルソンやズッカを思わせる、ちょっと面白いけどシンプルなお洋服が沢山。お店の人に聞いたら、H&Mのお姉さんブランドとのこと。あちらの服よりも、仕立てを良くして、ストリートファッションよりも、少し独自性を追求した感じ。ちょっと高めとはいえ、お手頃な価格帯なので、ちょっとした冒険もしやすい。
スウェーデンやデンマークのデザイン大好き!にはたまらない。
後ろのジッパーの面白い、黒いウールのシンプルワンピース1万円で購入
→1週間に一度は着るヘビーローテションとなっています。

ザラホーム Zara home
日本でもzaraはよく行っていたけど、こちらにはなんとZara homeがある!
可愛いインテリア用品がお安く売っていて、ヨーロッパに来た際には要チェックです。
リージェントストリートのお店の前を通るとついつい入ってしまいます。
HEALSやHabitatもなかなかこちららしくてお勧め。

ナショナル ジオグラフィック National Geographic
お父さん昔、定期購読していた遠い記憶では、黄色の雑誌で、野生の写真がいっぱい写っていた。
それが、なんとロンドンでお店を発見。カフェも写真展も常にお店に併設していて、いつ行っても、新しく見るものがあって楽しい。雑誌もすごいけど、雑誌だけではないのです。
しかも、一箱60ペンスという激安で、しっかりした作りの空箱がお引き取りくださいっといった感じで売っているとの情報で、Tとロンドン移住直後に、大量購入。何も買ってない割に、まるで大量にお店でお買い物したひとみたいに、抱えるように空箱を持って帰り, 棚の整理に使ってます。
いつか、このサイトにも乗っている、素敵な世界地図買ってみたいな。

2010年1月26日火曜日

ピラティス-Pilates☆

同じコースの中に、男性が2人いる。残り15人は全員女性!
一人は、ロンドン大学UCLの体育科を出たパーソナルトレーナー、彫刻のモデルみたいな人。もう一人はケンブリッジの地理学を主席で出たっていう秀才!その後、アフリカのNGOで働いていたとっても謙虚で優しい男性。
その2人の共通点。栄養に興味を持ったこと。。。だけでは、なかった。
それは、なんと二人ともピラティスの先生をしていること!
最初、Pirates(パイレーツ)と読み違って、なんで2人とも海賊?との勘違いは今考えると本当に恥ずかしい。

というわけで、月曜日の昼休みは大学院の隣のジムを借りて、希望者を募ってピラティス教室が始まった。
最近していた運動らしきものといえば、昨年ちょっとだけかじっていたフラダンスくらい。
そんなわけで、先週から火曜日はちょっとした筋肉痛だ。
ストレッチもじっくりやってくれるし、なんといってもクラスメート同士なので、とってもリラックスしながらできる。でも、ちょっとみんなお互いがどのくらいできるか気になったりして。。。

ヨガだと、リラックスしてしまい寝てしまった前科がありますが、、、
今回は、最高の環境で長く続けられそう。

2010年1月24日日曜日

ケニヤで有名な日本人女性

ケニヤ出身の友人とお土産のケニア紅茶を飲みながらの会話。
(日本では、知名度低いけれど、英国ではインド・スリランカに次ぐ紅茶の産地で知られています)

そういえば、前にニュースでね、日本人女性で、ケニア滞在3年でもうスワヒリ語もペラペラ、さらにはルオー語という言葉も話せる人がいたよ。しかも、本来は、男性だけが弾くこと許されてるハープのような楽器:ニャティティをすごーい上手に弾けて。。。。

ん、誰??? と、そんなわけで二人でyoutubeで探してみました。
日本人女性が、ほがらかに歌って楽器を弾いていて、ケニアのみんなもビックリ!

ケニアにはまだ行ったことがないけれど、ナイロビの街の発展、郊外の野生の世界の話を聞くといつもワクワクする。

その後、この女性に興味を持ったので、色々検索したところ、「ニューズウィーク日本版」(09.7.8号)で「世界が尊敬する日本人100人」の一人に選ばれたんだって。Anyango(向山恵理子)さんは、こちらの本も出版しているとのこと。『夢をつかむ法則』。残念ながら日本にいないので、amazonですぐに買えないけれど、きっと彼女の笑顔のようにとってもポジティブな本なんだろうな。

2010年1月23日土曜日

新しいインスリン-アピドラ

久しぶりに、日本の携帯の電源をいれて10分。
なんと、研修医時代の仲間から新年会開いているよ。と嬉しい電話。
今はお互い専門に分かれて忙しい中、12人中8人が集まっているというから相変わらずの団結力だ。
寝る間も短く、忙しい毎日を楽しく送られたのは、あの仲間たちのおかげ。

ところで、同じく糖尿病関連の内科に就職した仲間から「新しいインスリンが発売になったよ。」と報告を受けてなんだか半年しかこちらに来ていないのに、浦島太郎な気分。

国内では3剤目の超速効型インスリンアナログ「アビドラ」だって。
今までの以上に、よりすぐに効くのが売りみたいだけど、とにかく状況としてはまだシェア1%ぐらいだよとのこと。

ディスポーザブル型のみならず、カートリッジ式のインスリン注入器にも使えるのもなかなか魅力的だけれど、使った感想は患者さん、処方している先生方に聞かないとわからない。

そんなわけで、医療は日々変化しているんだなあと痛感した。日本に帰ったら色々教えてもらわないと。

糖尿病ネットワーク アピドラ より

2010年1月22日金曜日

Royal Botanic Gardens,キューガーデン


久しぶりに写真を整理していたら、授業が始まる前に、クラスでレクリエーションとして行った、キューガーデンの写真が出てきた。ロンドンの南西部にある2003年に世界遺産に登録された、この広大な植物園は、様々な温室とその一つ一つに世界から集められた植物が栽培されている。 
ちなみに、下の穀物は、ソルガムSorghumといって、イネ科でキビの一種の穀物。
グルテンアレルギーの味方です。
日本で、もっぱらこちら(から大量購入していたけれど、実際植物としてみたのは初めてだったので記念に撮影。(ガイドさんが、先進国では家畜の餌と言っていたのが残念ですが。。。思わず、なかなか栄養分もあるんですよ。っと、言ってしまいました。)
そして、ブラックペッパーってこんなふうなのね。っとお勉強になったのも写真にパシャリ。
その下は、メキシコの天然甘味料Agaveアガベ
キシリトールxylitolと同様に、最近お料理で愛用中。
両方とも、糖尿病に向いていてグリセミックスインデックスGI が低いのがミソ。




2010年1月21日木曜日

Crumpet(クランペット)


オーストラリアに住んでいたときに、ホストマザーが大好きで、一緒に好きになった食べ物にCrumpet(クランペット)がある。
イギリスでは、朝食でよく食べられているけど、あまり日本では知られていない気がする。

アメリカ・カナダ出身の子と話しているときに、「何それ?食べたことない。」 と言われたから、欧米で人気というより、イギリスおよび関連のある一部の国で食べられていると言った方が正しそう。

小麦粉とイーストに多めのベーキングパウダーを入れるため、円上のパンの表面にブツブツができる。その穴に、バターをたっぷりのせて、とろけたところでガブリ!が美味しい。
スーパーで6個入り90ペンスだったから、ついついカロリーは高いだろうけど、また買ってしまった。
そして、怖ろしい事実。 一つにつき1gもsaltが入っている。

ちなみに、先日授業で、イギリスの白食パンに入っている塩分は多いと先生が言っていたな。政府の働きかけで、減塩するようにパン業界もなってきたとのことだが、考えてみたらその上にバターを塗っているって。。。。

ご飯だと、梅干しやふりかけをかけるときに、塩分を追加したなあってわかりやすいけど、こんなパンに落とし穴があるとは。

2007年に発表された、Consensus Action on Salt and Health (CASH) では、イギリス人が平均3枚食パンを食べると仮定した場合の一日の塩分摂取の25%は食パンから来る!っとの報告がでた。その当時、食パン100gあたり、塩は1.1g以下と決めた基準をみたしていたのは、イギリスで売られている食パンの35%程度であった。そんなわけで、パンを主食にする人が、圧倒的に多いこの国で、大手食パンメーカーに指導が入った。


3年たった現在、食パン100gあたり0.5g程度に塩分が押さえられるようになったのだから、なかなかの成績だ。この成功を期に他の食品産業にも、塩分を控えるように働きかけが始まる予定である。


以下はイギリスのFSA(food standard agency)食品基準局が出しているガイドラインだけれど、

Age (years)
Salt (g/day)
1 to 3
2 (0.8g sodium)
4 to 6
3 (1.2g sodium)
7 to 10
5 (2g sodium)
11 plus
6 (2.4g sodium)
なかなか、達成は厳しいガイドラインである。一般的には、まだまだ13g/day程度摂取している人が多い現状である。

 Food Research International
August 2009, Volume 42, Issue 7, Pages 885-891
“Fundamental studies on the reduction of salt on dough and bread characteristics”
Authors: E.J. Lynch, F. Dal Bello, E.M. Sheehan, K.D. Cashman, E.K. Arendt

2010年1月19日火曜日

ビタミンD


ビタミンD欠乏では、小児だとくる病、大人だと骨粗鬆症が有名だが、最近では心疾患、糖尿病、癌、自己免疫疾患、冬季うつ病、線維筋通称などの筋肉痛への関連が示唆されている。

さて、英国では、なんと最近50%の大人がビタミンD不足であり、16%は冬から春にかけて深刻な欠乏症をきたしているということがわかった。(特にスコットランド、北アイルランドなどの北部地域)
特にリスクが高いのは、有色人種、老人、肥満または肝・腎障害および吸収障害がある疾患のひと、抗けいれん薬、抗ウィルス薬の使用者とのこと。

Holick MF. Vitamin D deficiency. N Engl J Med 2007;357:266-81

じゃあ、どうすればいいのか。。。
・適度に太陽光を浴びる(90%以上のVitDのもとはUV-Bを浴びることで活性されている) 
・脂の乗った魚(マス、サケ、カツオなど)
・魚脂
・卵黄 これもちょっとしか入っていない
・きのこ類(しいたけ、マッシュルーム)など  ちょっとしか入っていないけど
イギリスでは、なんと”シリアル”がUKブランドだと、VitDが補充されている
・マーガリン、小児用調整粉乳 がこれまたVitDの補充がされている

なんだか、政府の介入がこんなところに入っているとは。。。塩にヨウ素を入れているのは聞いたことがあったけど、シリアルとかはしらなかった。

6ヶ月以上の間、同様の緯度の国々(北ヨーロッパ、北アメリカ)は、紫外線UV-Bが十分でないなんて、、、、さらにメラニンが多いと紫外線ブロック効果がよりあるので、有色人種の移民の骨粗鬆症の率は意外と高いとか。
また、近代化に伴い、室内で生活する時間が増えたことも要因のひとつのよう。

皮膚癌を気にしてSPF15以上の日焼け止めをばっちり塗っているオーストラリア人にもこのVitD不足が増えてきたとのこと。つまり、あまりに日焼けを気にしすぎて、必要量の日光を浴びられていないのだ。

いずれにせよ、解決方法として、実際ビタミンDの食品への補充はどれほど意味があるのだろう。
まだまだ、研究が必要そうだ。




2010年1月14日木曜日

ビタミンの単位

単位って難しい。

ビタミンA、D、Eは、「IU」(International Unit)という国際単位で表されている。

なんでかというと、ビタミンA,DにはプロビタミンAとかプロビタミンDとか、体内でビタミンに変換されるものあり、それらがそれぞれ構造式が違うことに加えて、作用の大きさも違う。
そんなわけで、IUは作用の強さの違いの単位であり、重さの量りにくい(重さでは説明がつきにくい)ビタミンに使用する。


ビタミンA 1IU=0.3μg (レチノール) 注)カロテノイド(βカロチンなど)はプロビタミンA
ビタミンD 1IU=0.025μg (25-OHビタミンD) 注)エゴステノール(プロビタミンD2),7-ヒドロコレステノール(プロビタミンD3) 

と、ビタミンによってIUとμg(マイクログラム10-6 g)の関係も変わってくるんだって。
ふう。

2010年1月11日月曜日

TERM2ー前半

1月中旬~2月中旬までの前半部分の時間割について


月曜日 Vitamines&Minerals
火曜日  Vitamines&Minerals
水曜日  午前  オフ または working group
        午後  オフ
木曜日 Design and Analysis of Epidemiology      

金曜日 Design and Analysis of Epidemiology


というわけで、週の前半はビタミン、ミネラルの一つ一つを最新の文献を読みながら掘り下げていく。もちろん、公衆衛生栄養学なので、欠乏症がどこの地域に多く、どのような政策を行っているか。その前段階の、現状の評価の観察研究などの報告を読んでいく。(私のコースの人のみ)
週の後半は、みっちり疫学のデザインの仕方、文献の読み方を教えてもらう。(これは、他のコースの人も混ざっているので大所帯)
講義のあと、実践のグループワークといったふうに授業は構成されています。


感想は、TERM1より明らかに授業のレベルがupしている!!